今や世界中で多くの人が利用しているインターネット。スマートフォンやパソコンが普及し、手軽に利用できる時代になりました。インターネットを利用するには検索エンジンが必要不可欠です。特に韓国では、検索エンジン「Never(ネイバー)」が人気でしたが、最近は「オワコン」と言われています。今回この記事では、Neverが韓国でオワコンと言われている理由について解説していきます。
Neverは韓国でオワコンって本当?
検索エンジンNeverが韓国でオワコンと言われていたのは本当です。韓国の検索エンジンシェア率ではトップシェアを獲得していた「Never」。2007年12月時点では世界でも5番目のシェア率を有していました。そんな韓国で人気のNeverですが、2011年10月に61.78%あったシェア率は2013年に5.76%まで下落。韓国の検索エンジンでのトップシェアは長年Googleが獲得しています。そのため、Neverは韓国でオワコンと言われていました。
Neverが韓国でオワコンと言われた理由
Neverが韓国でシェア率を減らし、オワコンと言われた理由はスマートフォンの普及が大きいと言われています。多くのスマートフォンに搭載されている検索エンジンはGoogleです。Neverが搭載されているスマートフォンが少ないことからNeverのシェア率は低くなっていきました。
しかし、最近ではGoogleとNeverの両方を使い分けている人も多くなっています。信頼性が高い情報を求める学習などはGoogleを使用し、ニュースや趣味の情報を得るためにNeverを使い分けて利用しているそうです。これによりNeverは徐々にシェア率を上げています。
Neverとは
Neverとは、韓国国内で利用されている検索エンジンです。1999年6月にサムスングループ傘下で開発された検索エンジンを用いたインターネット検索サービスとしてリリース。当時トップシェアを誇っていたYahoo! Koreaなどの他社を圧倒しトップシェアを確立していきました。しかし、スマートフォンの普及によりシェア率は当時に比べて低下しています。また、韓国特有のインターネット規制や検索順位のアルゴリズム操作疑惑などで、過去に「ガラパゴス化」に懸念する声も挙がっていました。
Neverの特徴
検索エンジンNeverは、Yahooのような「ポータルサイト型」の特徴を持っています。ニュースや天気、株価など50近くのカテゴリーに分類して構成された独自のインターフェースを提供しています。検索結果も、プラットフォームを通じて提供している情報やコンテンツを優先的に表示し、企業サイトの表示は優先度が低くなっています。また、アルゴリズムは韓国語を中心に作られているため、Googleよりも関連性が高い韓国独自の情報を得ることが可能です。
韓国のトップシェアサイトを紹介
現在、韓国で利用できる検索エンジンの内、トップシェアを誇るサイトはNeverです。一度はシェア率が下落しGoogleがトップシェアサイトとして長年位置していましたが、ここ数年でNeverはシェア率を伸ばしています。2025年2月現在のシェア率は、Neverが47.11%、Googleが45.02%となっており、トップシェアサイトはNeverとなっています。NeverとGoogleどちらも利用し使い分けているという人も多くいるそうです。
過去にオワコンと言われていたNeverですが、現在はGoogleと同じくらいのシェア率からオワコンと言われるほどではないと思います。
まとめ
今回は、韓国の検索エンジン「Never」がオワコンと言われている噂や理由について解説しました。スマートフォンの普及によって、シェア率が大きく下落したことから「オワコン」と言われていたNever。現在はGoogleと同じくらいのシェア率で、トップシェアを保持しています。GoogleとNeverどちらも両立して使用している人が多いことから、シェア率は今後も同じくらいで前後していくでしょう。日本からも見ることが可能なので、興味のある方はNeverを覗いてみてはいかがでしょうか。