今やスマートフォンも普及し、手軽に利用できるようになったインターネット。インターネットの中には、特殊なツールを使用しないとアクセスできないサイト「ダークウェブ」という物が存在します。
「ダークウェブを見て酷い目にあった事例はある?」「ダークウェブを見ていると殺されるという噂は本当?」「ダークウェブで被害に合わないための対策を教えて」といった方に向けて、この記事で紹介していきます。
この記事を読むことでダークウェブの危険性やアクセス方法がわかります。是非、最後まで読んでみてください。
ダークウェブを見て酷い目にあった事例を紹介
ダークウェブを見て酷い目にあったと言われている実例を紹介します。
違法品の購入
ダークウェブでは、様々な物が取引されており、中には違法の物も販売しています。他人のクレジットカード情報や違法薬物、拳銃などが販売されていました。違法と知らずに違法品を購入し、逮捕されるという事例も。うかつに購入すると法に触れる場合があるので注意が必要です。
ランサムウェアによる身代金の要求
ダークウェブを閲覧した人がランサムウェア「Maze」に感染し、身代金を要求された事例があります。Mazeに感染すると、PC内のデータが暗号化され、身代金を支払わなければデータを漏洩すると脅迫。これにより犯罪グループはダークウェブ上で多額の身代金を荒稼ぎしていました。
企業から盗まれた情報の公開
過去に日本国内でサイバー攻撃を受けた企業や行政機関の情報がダークウェブ上に公開された事例があります。2024年7月にKADOKAWA及び子会社のドワンゴがロシア系ハッカー集団「ブラックスーツ」にサイバー攻撃を受け、顧客や取引情報などがダークウェブ上に公開され話題になりました。
詐欺被害
ダークウェブでは、様々なECサイトで物品や情報などを購入できますが、詐欺被害の事例もあります。詐欺の主な手口としては、偽のECサイトや取引プラットフォームで取引させる方法です。購入した商品が届かないだけでなく、支払った仮想通貨やクレジットカード情報などが盗まれるケースがありました。
パソコンが乗っ取られる
ダークウェブを利用していた人のパソコンが乗っ取られたという実例があります。攻撃者に乗っ取られた結果、本人が気づかない内に個人情報の盗難や犯罪活動へ利用などが行われます。過去に2ちゃんねるで、ダークウェブ経由で乗っ取り被害に合い、法的トラブルに巻き込まれたと共有されています。
ダークウェブで殺されるという噂は本当?
ダークウェブを閲覧していると殺されるという噂がありますが、基本的に殺人事件は起きていません。ダークウェブで殺されるという噂が広まったのは、ダークウェブ上に殺し屋サイトがあるからです。殺し屋サイトの大半は詐欺サイトとなっており、依頼された仕事は遂行されません。また、逆に依頼した人が警察に逮捕されるというケースもあります。
ダークウェブで被害に合わないための対策
ダークウェブを閲覧し、被害に合わないための対策は以下の通りです。
- 最新のウイルス対策ソフトを準備する
- VPN接続を利用してダークウェブにアクセスする
- 閲覧するサイトは信頼できるサイトに留める
- ダークウェブ上で商品の購入を行わない
- ダークウェブ上に貼られたリンク先に飛ばない
まとめ
今回は、ダークウェブを利用して被害に合った実例を紹介しました。様々な商品や情報が販売されているダークウェブ。中には違法商品もあるので購入する際は注意しましょう。また、マルウェアに感染した場合、自身のパソコンが暗号化され直すためには身代金を要求されます。マルウェアを対策するには事前にバックアップデータを外部に保存することをオススメします。殺害されるという心配はありませんが、ダークウェブを利用する場合は事前にしっかりと対策した上でアクセスするように気を付けましょう。