NFTデジタルアートを皆さんはご存知でしょうか。今、『NFT』の技術を使い唯一無二の証明をしたデジタルアートが世界的に注目されています。NFTアイコンの「CryptoPunks」なども日本の有名人が購入したことで話題となりました。今回はそんなNFTのデジタルアートが注目される理由について調査しました。
そもそもNFTデジタルアートとは
そもそもNFTデジタルアートとは一体なんなの?という人もいることでしょう。まず、デジタルアートとはPCやタブレットなどを使って作成したアート作品のことをいいます。自分で撮った写真を加工するものから一から作り上げていくものまでその作り方は様々です。しかし、データであるデジタルアートは「本物」という証明ができず、コピーされてしまったらどれが本物か見分けが難しくなるという欠点を抱えていました。そんな中、ビットコインやイーサリアムといったブロックチェーン技術が登場、「NFT」の登場により唯一無二の証明が可能となりました。NFTデジタルアートとはシリアルナンバーのようなもので唯一の証明がされたデジタルアートなのです。
NFTとは
NFTとは「Non Fungible Token」の略で「非代替性トークン」とも言われています。非代替性とは、その名の通り替えのきかないもの、唯一無二であることを指しています。NFTはブロックチェーン技術が使われており、ブロックチェーンにより分散型の管理になったことでコピーや改ざんしにくくなり、シリアルナンバーのようなものをつけることでそのデジタルデータが「唯一無二」であるという証明・価値をつけることが可能となりました。
NFTデジタルアートが注目される理由
NFTデジタルアートが注目される理由、それは先ほど説明したようにNFTによってデジタルデータに唯一無二の証明がされたことにより、有名絵画と同じように価値をつけることができるようになったことが大きいと言えます。これまではどんなに素晴らしい有名なデジタルアートでも唯一の証明がされていなかった為、データを簡単にコピーや改ざんが可能でした。NFTの登場でそのデータのコピーや改ざんしにくくなったことで有名絵画のようにその価値の評価を受けることができるようになりました。
有名アートの落札価格
2024年5月現在での最高落札価格は、それまで最高価格だったBeepleの「Everydays-The First 5000 Days」の79億円でしたが、同作品がオンラインオークションでシンガポール拠点の暗号資産投資家により約6,935万ドル(2024年5月3日レート107億円)で落札されました。その他にもBeepleの作品は「HUMAN ONE」33億円、「Crossroads」7億5,900万円と高額で取引されています。
NFTの可能性
デジタルデータに唯一無二の証明をつけるNFTの存在は年々浸透しつつあります。現在はデジタルアートに限らずゲームのアイテムや音楽の分野でも注目されています。最初は社会的にも酷評だったビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)も現在では当たり前になり、ビットコインを使って買い物できるようにまでなりました。新しいものを受け入れられない風習のある日本はどうしても後手に回ってしまいますが、自分でしっかり勉強して早め早めに手をつけていきたいですね。
まとめ
今回はNFTデジタルアートが注目されている理由についてご紹介しました。日々進歩を続けているNFTやブロックチェーン技術、これからはもっと生活の中にも浸透してくることでしょう。難しいからと言って敬遠せずにしっかりと向き合い、勉強して社会の流れについていくようにしたいですね。