仮想ブラウザとは?無料で使えるサイトやその特徴についても徹底解説

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仮想ブラウザとは?無料で使えるサイトやその特徴についても徹底解説

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様々な情報やデータをインターネットから取得している昨今。最近では、企業がセキュリティ対策を兼ねて仮想ブラウザを利用している所が多くあります。「仮想ブラウザって何?」「仮想ブラウザとセキュアブラウザって違うの?」「仮想ブラウザが無料で使えるサイトと特徴を教えて欲しい」といった方に向けて、この記事では

  • 仮想ブラウザとは
  • 仮想ブラウザとセキュアブラウザの違い
  • 仮想ブラウザが無料・有料で使えるサイトを紹介

についてそれぞれ解説していきます。この記事を読むことで仮想ブラウザについてわかります。是非、最後まで読んでみてください。

仮想ブラウザとは

仮想ブラウザとは、ウェブサイトやウェブコンテンツを通じたマルウェアやウイルスなどの感染を防ぐために、仮想化したブラウザです。Webの閲覧と業務システムを分離する「Web分離」を実現する方法の1つになります。別端末やサーバーで実行しているWebブラウザの表示画面をローカル端末に転送して利用します。ファイルのダウンロードは直接できないため、ブラウザを起動している端末でダウンロードし、ウイルススキャンなどで安全を確認してからローカル端末へ転送という仕組みでファイルをダウンロードします。

仮想ブラウザを利用するメリット

仮想ブラウザを利用するメリットを紹介します。

あらゆる脅威から守れる

仮想ブラウザによるWeb分離は、ブラウザ使用時に感染の可能性があるWebサイトの脅威からユーザを守ります。マルウェアやランサムウェア、感染ファイルのダウンロードなど様々な脅威を対処します。

悪意あるスクリプトから保護

WebページはHTMLやCSS、JavaScriptで構成されています。悪意ある製作者がブラウザから自動的にJavaScriptを実施してユーザを攻撃する場合があります。ブラウザを分離していることから、あらゆるサイトで自動実行された悪意あるスクリプトからローカル端末を守れます。

機密データの損失を防げる

仮想ブラウザによるWeb分離によって、Webページなどで隠された標的型攻撃を回避できます。そのため、ローカル端末に保存されている機密データの盗難や破損を防げます。また、ブラウザに保存されたパスワードや同期データは切断後に消去されるため、パスワード流出なども防げます。

仮想ブラウザとセキュアブラウザの違い

仮想ブラウザとセキュアブラウザの違いとして、どちらもインターネット接続を仮想環境に分けることでマルウェアなどを防ぐ対策です。仮想ブラウザは、サーバーなど別端末からブラウザ画像などの描画情報をローカル環境に送ります。セキュアブラウザは、ローカル端末内に仮想領域を作成してウェブサイトに接続します。

仮想ブラウザが無料・有料で使えるサイトを紹介

先に結論から言うと、2024年10月時点に無料で提供している仮想ブラウザは見つかりませんでした。今回は、代わりに有料版の仮想ブラウザを提供しているサイトを紹介します。

AXISスマートブラウザ2

AXISスマートブラウザ2は、国内企業が開発しているため日本語サポートが充実しています。操作性も高く多様な連携機能があることから導入しやすい仮想ブラウザです。クラウドサーバーを利用しているため環境構築やインフラ運用などの作業が軽減できます。初期費用に30万円かかるため、企業でしっかりと検討したうえで導入すると良いでしょう。

RevoWorks Browser

RevoWorks Browserは、RevoWorksが開発した仮想ブラウザです。ローカルコンテナ技術でユーザの利便性を追求しており、論理的なセキュリティ強度を確保しながら高いユーザ利便性を実現しています。

まとめ

今回は、Web分離の「仮想ブラウザ」について解説しました。ローカル環境から別環境にあるブラウザを操作することで、ローカル環境への直接的な攻撃や、マルウェアなどのウイルス感染を防ぎます。仮想ブラウザは別環境のブラウザからウェブサイトにアクセスすることに対し、セキュアブラウザはローカル環境内で仮想領域を作成してウェブサイトにアクセスします。現在、無料で利用できる仮想ブラウザは見つからず、導入したいと考えている企業は有料版を導入することをオススメします。

  • この記事を書いた人

kiyoaki45

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