近年、デジタルアートの新たな表現方法として注目を集めているNFTアート。従来のアート作品とは異なり、デジタルデータにブロックチェーン技術を用いて所有権を証明する点が特徴です。そんなNFTアート市場では、近年とんでもない高値で取引される作品が続出しています。今回は、世界の高額NFTアート作品トップ5を紹介し、それぞれの作品の特徴や背景について解説していきます。
1位:Pak’s ‘The Merge’
2021年12月に約918億円で取引されたPak’s ‘The Merge’は、NFTアート史上最高額の作品です。この作品は、Pakと呼ばれる匿名アーティストによって制作されたもので、2万7751個のNFTトークンで構成されたダイナミックなアート作品です。
2位:Beeple, Everydays: The First 5000 Days
2021年3月に約693億円で取引されたBeeple, Everydays: The First 5000 Daysは、アメリカのデジタルアーティストBeepleによって制作された作品です。2007年から毎日1枚ずつ制された5000枚のデジタル画像をコラージュしたもので、NFTアート市場の認知度を高め、NFTの将来性に期待を持たせた作品として知られています。
3位:Julian Assange and Pak, Clock
2022年2月に約527億円で取引されたJulian Assange and Pak, Clockは、WikiLeaksの創設者ジュリアン・アサンジ氏とPakによるコラボNFTアート作品です。アサンジ氏の逮捕から10周年を記念して制作されたもので、アサンジ氏の肖像と残り時間のカウントダウンが表示された作品です。
4位:Beeple, Human One
2021年11月に約289億円で取引されたBeeple, Human Oneは、Beepleによる3Dアニメーション作品です。人間のような形態をしたキャラクターが、様々な環境を歩き回る様子を描写しており、NFTアートにおける新たな表現方法として注目を集めました。
5位:CryptoPunk #5822
2022年2月に約237億円で取引されたCryptoPunk #5822は、Larva Labsによって開発されたNFTキャラクターコレクション「CryptoPunks」の中の1つです。眼鏡をかけたスキンヘッドの男性キャラクターで、希少性の高いレアアイテムとして知られています。
まとめ
これらの作品はいずれもNFTアートの可能性を広げ、新たな価値を生み出した作品として評価されています。今後もNFTアート市場はますます拡大していくことが予想されており、今後どのような高額作品が登場するのか注目です。