この記事では、Braveのキャッシュクリアについて調査します。Braveでキャッシュクリアをするとどうなるのか、重いという悩みが解決されるのか、調べてみました。数あるブラウザの中でも煩わしい広告をブロックし、高速性が重視されているWebブラウザ「Brave」。評判が良いことから使用している人も多いブラウザです。Braveを利用していくと、キャッシュクリアしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。Brave ブックマーク やり方と合わせて、Braveでキャッシュクリアする方法や重い時の対処法を知っておきましょう。
Braveでキャッシュクリアするとどうなる？
Braveでキャッシュクリアすると、ブラウザで保持されている閲覧履歴やCookie、サイトデータなどが削除されます。これらデータを削除することで、使用していないサイトの余分なデータが削除されるため、容量の圧迫を防げます。サイトに関しては、Webページのデータを全て最初から読み込むことになるので、今までより表示速度が低下する恐れがあります。それではまず、キャッシュというのがどのようなものなのかをおさらいしてみましょう。
そもそも「キャッシュ」とは？
パソコンでインターネットを使っていると聞いたことがあるかもしれない「キャッシュ」という言葉ですが、キャッシュというのが何なのか知ることが重要です。キャッシュとは、開いたページのデータを一時的にブラウザに保存する仕組みです。一度ダウンロードした画像やテキスト情報を保存し、再度ページを開くときに保存されたデータを利用するため表示スピードが上がります。似たような機能に「Cookie」がありますが、こちらは入力データや操作内容を記録するものです。サイトの表示データを保存するキャッシュとは異なるので注意しましょう。
キャッシュのメリット・デメリット
キャッシュのメリット・デメリットを紹介します。パソコンにキャッシュが保存されることで、メリットとデメリットが生じます。逆を言うと、キャッシュクリア（キャッシュを消すこと）をすることでも、メリットとデメリットがあるわけです。ここでは、パソコンにキャッシュが保存されることでどのような影響があるのか見てみましょう。
メリット
- 表示速度が上がる
- 通信量の節約
デメリット
- 古い情報が表示される場合がある
- 容量の圧迫につながる
キャッシュとCookieの違い
キャッシュとCookieはどちらもブラウザに保存されるデータですが、役割が異なります。キャッシュは、Webページの画像やCSSなどの表示データを一時保存し、次回アクセス時の読み込みを速くするための仕組み。一方、Cookieはログイン情報や閲覧設定、カート情報など、ユーザーごとの状態や好みを記録する小さなデータです。キャッシュは「表示を早くするためのデータ」、Cookieは「ユーザー情報を覚えるためのデータ」という違いがあります。
Braveでキャッシュクリアする方法は？
ここからは、Braveでキャッシュクリアする方法を、iPhone・PC・Androidの3つに分けて解説していきます。注意点として覚えておいていただきたいのが、PCでもスマホでも、一度削除したキャッシュは基本的に元に戻せないということです。キャッシュとは、Webサイトの画像やデータを一時的に保存し、再読み込みを早くするための仕組みです。キャッシュ削除は「完全削除」の扱いで、ゴミ箱に移動するのではなく、システムから即消去されます。
iPhoneの場合
まずは、iPhoneでBraveのキャッシュクリアをする方法をご紹介します。iPhoneの場合、Braveのキャッシュクリアをする手順がシンプルで分かりやすいのが特徴です。しかし、だからこそ誤って「Cookie・サイトデータ」ごと削除しやすい仕様になっています。ログイン情報などを保持したい場合には、Cookieは残しておきましょう。
- Brave を開く
- 「設定」 をタップする
- 画面を下にスクロールし「プライベートデータを削除する」をタップする
- 削除するデータを選択し「今すぐ削除する」をタップする（※ここで「キャッシュ」を選択する）
参考：Braveヘルプセンター
PCの場合
PCでBraveのキャッシュクリアをする手順を見てみましょう。PCの場合、削除する期間を選べるようになっています。全期間を選ぶと古いキャッシュも全部消えてしまいますので、注意しましょう。
- トップページ右下の歯車マークより設定画面を表示
- 左記メニューより「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 画面右側より「閲覧履歴データの削除」をクリック
- 削除する期間やデータを選択し「データを削除」をクリック
- 少し待つと削除が完了する
Androidの場合
続いて、AndroidでBraveのキャッシュクリアをする方法をご紹介します。Android はiPhoneより詳細項目が多いため、削除するデータを選ぶ際にチェック項目を間違えないように注意しましょう。
- Brave アプリを開く
- 「設定」→「Brave Shields&プライバシー」をタップする
- 「閲覧履歴データの削除」をタップする
- 削除するデータを選択し「データを削除」 をタップする
参考：Braveヘルプセンター
Braveを使っていて重い時の対処法
Braveを使っていると「重い」という声が聞かれます。Braveは広告ブロック機能や、仮想通貨BATの報酬機能を搭載している、高機能なブラウザです。そのため、動作が重くなってしまうこともあるようです。ここからは、Braveを使っていて動作が重いと感じたときの対処法についてご紹介します。キャッシュクリア以外にも試せることがありますので、参考にしてみてください。
キャッシュを削除する
先述した通り、Braveではキャッシュクリアをすることで、容量の圧迫を防ぐことができます。キャッシュが多くなってしまうと、パソコンはキャッシュデータを探すために読み込み時間が長くなったり、Brave自体の動作が重くなってしまったりするのです。そのため、スムーズに稼働させるためにも定期的にBraveのキャッシュクリアするようにしましょう。
拡張機能が多すぎる
もしあなたがパソコンを使っていて、バックグラウンドで起動する拡張機能が多い場合、メモリの負担が増えてBraveが重くなります。使用していない拡張機能があれば、極力アンインストールすることをオススメします。拡張機能は、メモリ（RAM）やCPUを消費します。不要な拡張機能が大量にあると、ブラウザの動作が遅くなったり、PC全体のパフォーマンスが低下したりする原因になります。
Braveのバージョンが古い
古いバージョンのBraveを使用していると、不具合の発生や動作が重くなったりします。最適化不足やバグ、セキュリティリスクで動作が重くなる可能性があるため、最新バージョンへのアップデートが推奨されていますよ。新しいバージョンではパフォーマンス改善やバグ修正が行われるため、定期的に「設定」画面にある「Braveについて」を確認し、新しいバージョンの更新が無いか確認しましょう。古いまま放置すると、アプリの起動が遅い、動作がカクつく、ウェブサイトの表示が遅いなどの問題が起きやすくなります。
他のアプリケーションを閉じる
Brave以外のアプリケーションを使用している場合、メモリに負担がかかり動作が遅くなる場合があります。タブの多さによるメモリ（RAM）やCPUの消費増大、ブラウザキャッシュの蓄積、拡張機能の影響が主な原因です。特に、多くのタブを開いた状態でのパフォーマンス低下はよくある問題なので、使用していない他アプリケーションは、閉じるようにしましょう。
再起動する
再起動することで動作が軽くなることがあります。最初にBraveブラウザを全て閉じてから再度開いてみて、動作が軽くなるかを試してみてください。それでもダメな場合は、パソコン自体が重くなっている可能性があるので、パソコンを再起動してみましょう。一時的な不具合であれば、再起動で直ることが多いですし、もしBraveだけでなくPC全体の動作が重い場合であっても、再起動は有効な方法です。
まとめ
今回は、ブラウザ「Brave」でキャッシュクリアする方法や、動作が重くなった時の対処法について解説しました。キャッシュクリアすることで、パソコンの容量圧迫を防げます。容量圧迫を防ぐことによって、結果として処理速度が向上するので定期的にキャッシュクリアするようにしましょう。広告ブロック機能だけでなく、動作が軽いブラウザ「Brave」。興味のある方はこの機会にインストールして利用してみてはいかがでしょうか。Brave オフライン再生についても参考にしてみてくださいね。
