バーチャル空間で多くの人々が生活しコミュニケーションが出来るメタバース。数年前に流行し、多くの企業がメタバース事業を始めました。「そもそもメタバースって何?」「メタバースは失敗だったの?」「メタバースが伸び悩む理由や将来性について教えて」といった方に向けて、この記事では
- メタバースとは
- メタバースは失敗だったのか
- メタバースが伸び悩む理由とは
- メタバースの将来性について
についてそれぞれ解説していきます。この記事を読むことでメタバースについてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
メタバースとは
メタバースとは、ネット上に構築されたバーチャル空間に多くの人々が参加し生活していく仮想空間です。実世界と同じように模倣された仮想空間の中で参加者はアバターを使って参加します。他参加者とコミュニケーションが可能で、リアルとデジタルが融合した新たな生活の形となっています。メタバースの意味は、「超越」や「高次元」を表すメタと「宇宙」や「世界」を表すユニバースを合わせた造語になります。
メタバースは失敗だったのか
2021~22年頃に国内外の大手企業が相次いで参入を発表し、ブームとなったメタバース。当時と比べて現在はあまり名前を聞きません。果たしてメタバースは失敗だったのでしょうか。結論から言うと、まだ流行り出してから時間も経っていないため現時点では失敗とは判断できません。現時点で伸び悩んでいる状態のため、名前を聞くことは減ってはいますが、今後の状況次第で大きく伸びていくのではないかと思われます。
メタバースが伸び悩む理由とは
メタバースが伸び悩んでいる理由について紹介します。
メタバースが理解されていない
メタバースが伸び悩んでいる理由の1つとして、あまりメタバースというものが理解されていない点です。アバターを利用して仮想空間で生活するという見た目が「既存のオンラインゲームと同じ」と思われています。オンラインゲームとの違いとして、NFTや仮想通貨などを駆使して現実世界にと同じような経済環境のメタバースが浸透すれば、理解する人が増えるのではないかと思っています。
IT知識がある程度必要
メタバースに参加するためにはある程度のIT知識が必要です。操作や他人とのコミュニケ―ションを取るためにある程度理解が無いと使いこなすことは難しいでしょう。また、NFTを使用しているメタバースの場合は、ウォレットを準備するための知識も必要です。
メタバースの将来性について
メタバースの将来性について紹介します。
ビッグテック企業による本格的な参入
AppleやMetaなどのビッグテック企業が参入し、巨額の投資を行っていることから今後もメタバース事業は成長していくと言われています。Meta社はメタバースへ年間1兆円を投じると発表しており、Appleはゴーグル型のXRヘッドセットなどメタバース向けデバイスを販売。メタバースの発展に貢献しています。
若者への浸透
メタバースの参加ユーザーは現時点で増えていますが、特に若年層のユーザーが増えています。特に最近では、ストリーマー界隈でGTA5の世界で生活する「ストグラ」やVRデバイスを使用した「VRChat」、ホロライブプロダクションが製作している「ホロアース」など、ストリーマー界隈でもメタバース空間が流行りつつあります。新規リリースされたメタバース空間を、人気ストリーマーが布教することで、若年ユーザーがさらに増えていくことでしょう。
デバイス価格の低下
メタバース空間を楽しむためのVRゴーグルなど販売時に高額なデバイス価格も徐々に低下していくことが予想されています。特にmetaから発売されているmeta questの価格は既に7万円代と比較的購入しやすい価格になっているので、より低価格になっていき普及率も上がっていくことでしょう。
まとめ
今回は、メタバースについて解説しました。一時期は様々なメディアで話題になったメタバース。名前を聞く機会が減ったことで失敗したと言われていますが、まだまだこれからの業界だと思います。今後は増々の盛り上がりを見せていくことが予想されているので、期待していきましょう。メタバースに興味がある方は、この機会に仮想空間に飛び込んでみてはいかがでしょうか。